さとうとしおです。

頭痛歴40年以上!ベテラン頭痛持ちのブログです。

頭痛の種類

頭痛には、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」があります。

「一次性頭痛」は、片頭痛緊張型頭痛群発頭痛 等に代表される、慢性の頭痛です。原因がはっきりせず、いわゆる「頭痛持ち」の方はこれにあてはまります。

「二次性頭痛」は原因のある頭痛です。
くも膜下出血や脳腫瘍などが原因で起こる頭痛で、医療機関での治療が必要になります。

片頭痛(偏頭痛)

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頭の片方が、脈打つように痛みます。「ガンガン」「ズキズキ」「ズキンズキン」「ドックンドックン」といった感じです。
頭の片側に出る場合が多いですが、頭全体に痛みを感じることもあります。また、目の奥やこめかみの周囲に重みや痛みを覚えることもあります。
痛み出したら、4~72時間続きます。
痛みがひどくなってくると、
「吐き気を覚えて、実際に吐いてしまう」
「姿勢を変えたり、頭をちょっと動かしたりすると痛みが強くなる」
「少しの光がまぶしく感じる」「少しの音がうるさく感じる」
等の症状が出ます。

片頭痛は、「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」の2タイプに分けられ、前兆のある人は20~30%といわれています。
前兆のある片頭痛では、頭痛が起こる前に、いくつかの前兆がみられます。
目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、視野の片側、または中心部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)を生じることが多いです。

片頭痛(偏頭痛)の対策
痛む部分を冷やし、静かな部屋で横になって休む。
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入浴や運動、マッサージなどは厳禁。




緊張型頭痛

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頭痛の3割~7割がこのタイプにあたります。
緊張型頭痛は、首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こるといわれています。
筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に老廃物がたまります。
それが周囲の神経を刺激し、痛みを引き起こします。
また、筋肉の緊張がなくても精神的ストレスが、頭痛を引き起こすことがあります。
ストレスが続くと、脳に備わった痛みをコントロール する機能がきちんと働かなくなり、筋肉の緊張と関係なく頭痛が起こるようになってしまいます。

ときどき緊張型頭痛が起こる「反復性緊張型頭痛」は、鎮痛薬によって痛みが軽減させ、筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促します。
痛みが毎日のように続く「慢性緊張型頭痛」は、鎮痛薬を使用してもあまり効果はないといわれています。
毎日のように鎮痛薬を飲むことにより薬物乱用頭痛を起こす心配があります。

緊張型頭痛の対策

入浴して首や肩周辺を温める。
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ストレッチやマッサージで、筋肉の緊張がほぐす。
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蒸しタオル等で頭、首、肩を温める。
適度な運動をし、同じ姿勢を続けない。


片頭痛と緊張型頭痛は対策が全く反対なので注意が必要です。
また、片頭痛と緊張型頭痛が両方起こる慢性頭痛もあります。



群発頭痛

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半年から数年に一度、特定の時期や時間帯に、片方の目の奥が激しく痛む慢性の頭痛です。
数週間から2か月ほどの間、毎日ほぼ同時刻に15分から2時間ほど痛みが続きます。
患者の多くが男性ですが、その症例は少ないようです。

薬物乱用頭痛

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その名前の通り、頭痛薬の飲み過ぎにより、かえって毎日頭痛が起こるようになった状態を
「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」といいます。
鎮痛薬を飲む回数や量が増えてくると、脳が痛みに敏感になり、頭痛の回数が増え、薬も効きにくくなってくるという悪循環に陥ってしまうようです。

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