さとうとしおです。

頭痛歴40年以上!ベテラン頭痛持ちのブログです。

恐ろしい!頭痛薬の飲み過ぎで、逆に毎日頭痛が起こる「薬物乱用頭痛」

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「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い。」まさに自分の症状ですが、これは「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」だそうです。

「頭痛を治すために頭痛薬を飲んでいるのに、その頭痛薬が原因でまた頭痛になってしまう」という、なんだか厄介な頭痛です。

薬物乱用頭痛

日本頭痛学会によれば
片頭痛の方が、頭痛の治療薬(鎮痛薬、トリプタン、エルゴタミン製剤など)を過剰に使用すると、頭痛の頻度がふえてきて連日のように頭痛がおこるようになります。
乱用している急性期頭痛治療薬を中止すると、頭痛が消失ないし、元のパターンに改善します。国際頭痛学会の現在の診断基準では、単一成分の鎮痛薬は月に15日以上、その他の頭痛薬は10日以上の使用が3ヶ月以上続くと、乱用状態と判断します。市販の頭痛薬の大部分は複数の成分が配合されているので複合薬物に分類され10日以上の使用で乱用と判断します。

とされています。


市販の頭痛薬は、月に10日以上の使用で乱用と判断します。って、自分毎日飲んじゃってます。
月に30日以上です。しかも1日3回平均です。
立派な「薬物乱用」です。
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頭痛がひどくなってくると、痛くなってから頭痛薬を飲んでも効かなくなってきます。
そうなると、痛くなりそうな時に、頭痛薬を飲むようになります。
仕事・用事がなければ、我慢することもありますが、仕事・用事があれば、その後の仕事・用事に影響が出ないように頭痛薬を飲んでおくようになります。
これが「薬物乱用頭痛」の始まりです。
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慢性連日性頭痛

自分のように、毎日頭痛が起きる症状を、「慢性連日性頭痛」と言うそうです。
(厳密には「慢性連日性頭痛」という病名は無いそうですが、臨床の現場ではよく使用されるそうです。)
頭痛薬を多量に服用しているうちに、だんだん頭痛のパターンに変化が現れ、 頭痛の回数が増えてくるそうです。
慢性連日性頭痛」になってしまうと、もともとの頭痛の原因が診断しにくくなり、治療も難しくなるそうです。

慢性連日性頭痛」は頭痛薬の飲みすぎ、すなわち「薬物乱用頭痛」から起こることが多いそうです。

対処法

頭痛薬の飲みすぎが原因の「薬物乱用頭痛」「慢性連日性頭痛」ですから、頭痛薬をやめればよいのですが、そうは簡単にいきません。
頭痛薬が無いと仕事にならないのですから・・・



今、自分は頭痛日記をつけて、なるべく頭痛薬を飲まないように努力しています。
ただ「頭痛の様子」と「頭痛薬服用の時間・回数」をつけるだけですが結構効果あると思います。少しずつですが服用回数減ってます。

また、現在では頭痛外来で「頭痛の予防薬」を処方してもらえるようです。最近はあきらめもあって病院に行っていませんでしたが、これは試してみたいと思います。

頭痛に効くというサプリも出ているようなので、これも徐々に試していきます。


頭痛薬を減らす努力をしながら肩こり、首のコリを軽減する方法を探していきたいと思います。

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