つらい頭痛に! お手軽対処法
頭痛がひどいと、ついつい頭痛薬を服用してしまいます。
でも、できるだけ薬には頼りたくないものです。
そこで、手軽にできる頭痛対策を紹介します。
まずは、頭痛の種類を確認。
頭痛は、大きく分けて2種類に分類されます。
片頭痛と緊張型頭痛です。
片頭痛は、頭の片方が、脈打つように「ズキンズキン」と痛む頭痛です。吐き気を伴うこともあります。
緊張型頭痛は、首・肩・背中の筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こるといわれています。
筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、痛みを引き起こします。
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片頭痛と緊張型頭痛では、対処の仕方が全く違うので注意が必要です。
片頭痛
冷やして治す
片頭痛の場合、アイスノン等で、額や首の後ろを冷やします。
冷やすことで、血管が収縮して痛みを和らげます。
冷たいタオルなどを、痛む部分にあてるのも効果的です。
温めたりマッサージをすると、血管を拡張させるので痛みが増してしまい逆効果です。
ツボ押しで治す
片頭痛の痛みに効果的なツボです。
手三里(てさんり)
ひじを曲げたときにできるジワから手首に向かって指3本分のところにあるツボです。
合谷(ごうこく)
親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりのへこみが合谷です。
崑崙(こんろん)
くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみです。
足臨泣(あしりんきゅう)
小指と薬指の骨が合流するあたりです。
寝て治す
片頭痛の場合、頭痛の最中に体を動かすと痛みが増します。また、光や音も不快に感じます。
できるだけ、静かで暗い場所を選んで横になります。
緊張型頭痛
温めて治す
緊張型頭痛の場合は温めて、首や肩の筋肉の緊張をほぐします。
熱いシャワーを浴びたり、蒸しタオルで頭、肩、顔を温めます。
「蒸気の温熱シート」等温めグッズも効果的です。
ツボ押しで治す
緊張型頭痛による、後頭部や側頭部の痛みに効果的なツボです。
百会(ひゃくえ)
頭頂部。両耳と鼻の延長線が交わるところ。
体の中心に向かって垂直に押します
風池(ふうち)
耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間
天柱(てんちゅう)
首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみ
完骨(かんこつ)
耳の後ろにある骨の膨らみ(乳様突起)の下の後ろ側にあるツボ
肩井(けんせい)
首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ
太陽(たいよう)
目と眉、それぞれの端の中間点から指2本分外側にあるくぼみ
頷厭(がんえん)
髪の生え際に指をあて、口を開け閉めしたときに動きを感じられるところ
印堂(いんどう)
眉間の真ん中にあるツボ
動いて治す
緊張型頭痛の場合片頭痛とは逆でじっとしているより動いた方が良くなります。
首・肩のこりをほぐすために動く
「簡単な体操やストレッチなどで体全体をほぐす」 ことで筋肉をリラックスさせます。
気分転換ために動く
デスクワークなどで頭が重くなってきた時は、「外へ出て散歩する」「場所を変えて違う仕事をする。」と効果があります。
緊張型頭痛は精神的ストレスと身体的ストレスが原因なので、気分転換して少し動くことが必要です。
緊張型頭痛で寝て休んでしまうと起きた時に痛みが増していることもあります。
最後に
頭痛歴40年の経験から
片頭痛がひどいときは、もう薬を飲んで寝るしかありません。
前兆があったら早めに薬を飲むことです。
緊張型頭痛は我慢できることもあります。
じっとしているよりも少し動いた方が、気分転換にもなってよいと思います。
時間があれば、入浴やシャワーもいいですね。
頭痛薬を飲みすぎると、自分のように「薬物乱用頭痛」になる恐れがありますので、痛みと相談しながら、頭痛薬とこの対処法を使い分けてください。
皆様の頭痛が少しでも良くなることを祈ります。