「天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!」 佐藤純
「天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!」 を読みました。
「脳をだまして頭痛を治す。」で緊張型頭痛はかなり改善できたと思います。tosiosato.hatenablog.com
しかし、片頭痛の方がなかなか改善できません。
そこで、天気と頭痛の関係に着目した「頭痛ーる」というアプリを使ってみることにしました。
そして、「天気痛」に興味が出てきたので、この本
「天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!」を読みました。
著者の佐藤純先生は、『「天気痛」ドクター』『名古屋大学教授』『愛知医科大学病院 痛みセンター医師』の肩書を持つ「天気痛」の専門家です。
本書では、「天気痛」のメカニズムや、具体的な症例、自分でできる対策を解説してくれています。
天気痛の主な症例
天気痛の主な症例を見てみると、 頭痛、首痛、めまい、耳痛、気管支喘息、リュウマチ、事故の古傷が痛む・神経痛、
更年期障害、うつ、不安症、神経症、認知症の副症状など多くの症状がありますが、一番に「頭痛」が出てきます。
自分が悩んでいる、「片頭痛」は「天気痛」の代表選手のようです。
天気痛を防ぐための対策
対策としてはまず
1、痛み日記をつけて、客観的に「天気痛」の症状を知ること。
2、「頭痛ーる」を使って、天気の移り変わりと、自分の症状のかかわりを知ること。
とあります。これは今自分が実践している
「頭痛日記」+「頭痛ーる」そのものです。
そして
3、酔い止めの力を借りる
これは知りませんでした。
天気痛は、内耳の中にある気圧センサーが過剰反応してしまい脳の情報伝達に乱れが生じて起こると考えられています。
乗り物酔いの「気持ち悪くなる」「吐き気」「頭痛」等の症状は、急激な内耳の揺れからきているのでこの症状は「天気痛」そのものなのだそうです。
医者や薬剤師との相談が必要となりますが、気圧が変化する前に服用することで、症状を抑える一つの方法となりそうです。
4、漢方薬を飲んでみる
五苓散(ゴレイサン)
体内の水分の巡りを整える漢方薬です。
抑肝散(ヨクカンサン)
自律神経の乱れからくる気分の悪さにお勧めです。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
体力が弱っている方や、しもやけができてしまうような冷え性の方を温めてくれます。
半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
柴苓湯(サイレイトウ)
五苓散によく似た働きです。
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天気痛に負けない体をつくる
自律神経を整えるための、食事、運動、入浴法などを解説してくれています。
まとめ
片頭痛を何とかするための方法を探していましたが、一つの方向が出ました。
「頭痛日記+頭痛ーる」でしばらく「天気痛」との関係を追ってみたいと思います。
原因不明の痛みに悩んでいる方、是非1度読んでみてください。