『ルーズベルトゲーム』池井戸潤
「ルーズベルトゲーム」という言葉、初めて知りました。
「点を取られたら取り返し、8対7で決着する試合」を意味し、第32代アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトが「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」と記したことが由来だそうです。
絶体絶命のピンチを乗り越えていく青島製作所と廃部寸前の野球部。まさに8対7からの逆転が見られます。
どんどん引き込まれて一気読みでした。
この作品もドラマになっているようなので、見てみたいと思います。
【内容紹介】
中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。
青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか?
負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。
