2019-07-15 『離れ折紙』黒川博行 読書日記 読書日記-黒川博行 黒川博行『離れ折紙』です。古美術の取引での詐欺を描いた短編集。短編集の中では、好きな方だが、やはり黒川作品は長編、刑事ものがいい。 離れ折紙posted with ヨメレバ黒川 博行 文藝春秋 2015年11月10日 楽天ブックスAmazon7net 【内容】 フリーのキュレーターの澤井は、大物建築家の未亡人に請われて、美術品の鑑定に出向いた。そこで見つけた硝子のレリーフは幻の逸品だったが、割れていた。澤井は一計を案じ、まんまとレリーフを手に入れるが…(「唐獅子硝子」)。古美術業界を舞台に、人間の尽きることない欲望をあぶり出す傑作美術ミステリ。