『ベイジン』上下 真山仁
真山仁『ベイジン』です。
中国に世界最大規模の原子力発電所を造る話です。
日本人技術顧問の田嶋が奮闘します。中国怖い!やっぱりか!と思わせる内容です。
この話が東日本大震災 福島原発事故以前に書かれていることに驚きです。
終わり方が突然で、もう少し書いてほしかったですが・・・・
とても感動!面白かったです。
【内容】
中国の威信を賭けた北京五輪の開幕直前。開会式に中継される“運転開始”を控えた世界最大規模の原子力発電所では、日本人技術顧問の田嶋が、若き中国共産党幹部・鄧に拘束されていた。このままでは未曾有の大惨事に繋がりかねない。最大の危機に田嶋はどう立ち向かうのか―。時代の激流と人間の生き様を描く著者の真髄が結実した大傑作。
【内容】
衝撃的な事故シミュレーションを突きつけられた田嶋と鄧は、徹底的な補強工事を決意し、最大の障壁である政府の実力者を失脚させることに成功する。不和を乗り越え、“希望”を手に突き進む二人の夢―世界最大の原発から、北京五輪開会式に光は届くのか?中国の暗部と現実を描き、共に生きる希望を謳い上げる一大傑作エンターテインメント。