『ただ風が冷たい日 約束の街7』北方謙三
『ただ風が冷たい日』北方謙三です。
約束の街シリーズ第7弾。再々読。ブラディ・ドールシリーズ第17弾。
高岸が、一人前の男となって登場。恩師の86を自在に乗りこなす。
波崎。「死ぬ時は、笑おうと思っていた」の言葉とともに死す。辛い。
【内容】
この街にくるべきでない若者が入り込んできた。高岸と名乗る男は、あの川中良一の部下で、宇野という弁護士を執拗に追い続けていた。その直後、私は街の長老・久納義正から直々に宇野の護衛を依頼される。宇野の表向きの仕事はバレンシアホテルの買収交渉。だが、その裏ではこの街を分断する権力抗争が始まっていた。私はまた絶望の渦中へと踏み込んでゆく。ソルティと川中の新たな戦い。そして最大の危機が迫る―。