『二月二日ホテル』北方謙三
『二月二日ホテル』北方謙三です。
カメラマン望月シリーズ。2作目。
短編集もよいが、北方ハードボイルドはやはり長編で読みたい。
【内容】
旧友の中川との二十年ぶりの再会を果たすため、写真家の望月は、西アフリカを訪れた。マーケットで望月は、見知らぬ物売りから声をかけられた。その男はなぜか望月の名前も、“二月二日ホテル”に泊っていることも知っている。そして、中川から預かる予定の荷物を渡せと恫喝してきたのだ―。やがて、中川と再会した望月の前に現われたのは…。表題作をはじめ、男の意地を描いた「暴」他全八編を収録