2020-11-11 『終の盟約』楡周平 読書日記 読書日記-楡周平 『終の盟約』楡周平です。「安楽死」「尊厳死」がテーマ。 考えさせられる。 終の盟約posted with ヨメレバ楡 周平 集英社 2020年02月05日頃 楽天ブックスAmazon7net 【内容】 ある晩、内科医の輝彦は、妻・慶子の絶叫で跳ね起きた。父の久が慶子の入浴を覗いていたというのだ。久の部屋へ行くと、妻に似た裸婦と男女の性交が描かれたカンバスで埋め尽くされていた。久が認知症だと確信した輝彦は、久が残した事前指示書「認知症になったら専門の病院に入院させる。延命治療の類も一切拒否する」に従い、父の旧友が経営する病院に入院させることに。弁護士をしている弟の真也にも、事前指示書の存在を伝えた。父の長い介護生活を覚悟した輝彦だったが、ほどなくして久は突然死する。死因は心不全。しかし、あまりに急な久の死に、疑惑を抱く者もいてーー。