『久遠』上下 堂場瞬一
『久遠』上下 堂場瞬一です。
鳴沢了シリーズ最終巻。孤立無援になった「鳴沢」本当の仲間の応援を得て活路を見出だす。
大西の成長がまぶしい。「雪虫」から読み直したくなってしまう。
「最大の報復、それは刑事としてのプライドを奪うこと」。突如、了の自宅を訪れた青山署の刑事たち。了が前夜会っていた情報屋の岩隈が殺害され、その容疑をかけられたのだった。次々と狙われていく関係者たち、残された謎の符号「ABC」―。背後に潜む復讐者の正体とは?刑事として生まれた男、最大にして最後の事件。 【内容】
「お前には味方もいる。それを忘れるな」。岩隈に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び了に殺人の嫌疑がかかり、謎の符号「ABC」の核心に迫るも捜査は行き詰まる。一人で闘い続けた男の危機に、かつての仲間たちが立ち上がる。警察小説の金字塔、ここに完結。