『黒いドレスの女』北方謙三
『黒いドレスの女』北方謙三です。
再々読。1986年の作品。映画も昔見たような気がする。
一言一言がかっこいい。
【内容】
羽が舞うように、ふわりとスツールに腰かけた女。黒いドレスに流れるような髪。女は私の店で働きたいという。これが幕あきだった。ある日、男たちが店にやってきた。立岡のことで話があるという。力での押しあい。私の店でのトラブルは許さない。それが掟だった。小さなトラブルは、次の揉め事をつれてくる。いつか私のまわりには大きな渦が巻きはじめていた。グラスに映し出された愛と憎しみの一瞬の光芒。男と男。男と女―。虚無と情熱のカクテルが振られる。いま、ラブ・サスペンスの幕があく!