『漂泊の街角』大沢在昌
佐久間公シリーズ第3弾。短編集。面白いがやはり長編の方がいい。
【内容】“宗教法人炎矢教団総本部”この教団から娘・葉子を連れ戻してほしい―というのが今回の僕への依頼であった。僕が原宿にあるその教団へ娘を迎えに行くと、彼女は意外にも素直に教団を後にした。教団幹部の“オーラの炎によって彼女の身に恐しい出来事が起こる”という不気味な言葉を背に受けながら。依頼はあっさり解決した。但し、その肉のうちに葉子が喉を裂いて冷たくなっていなければ…。(炎が囁く)街をさまよう様々な人間たち。失踪人調査のプロ・佐久間公が出会う哀しみと歓び。事件を通して人生を綴るシリーズ第二弾。
『標的走路』大沢在昌
『標的走路』大沢在昌です。
佐久間公シリーズ初期の長編 昭和55年の話だが古さを感じさせない。
面白い。
【内容】
爆弾は冗談事ではない。だが、余りにも信じられない出来事である。誰かが僕を殺そうとしたのだ…。時をこえてなお活躍する主人公・佐久間公の行く手に待ち受けるのは? 幻の処女長編小説が蘇る。80年双葉社刊に加筆修正。